LIMA BEANS (ライマビーンズ)
LIMA BEANS(ライマビーンズ)、BUTTER BEANS(バタービーンズ)はそら豆が小さくなった様なものです。大抵は冷凍ものか缶詰ですが、たまに生も見ます。日本でもライマ豆、ライまめ、アオイまめと云う呼び名で出回ってるそうです。コリスインではよく塩茹でにして、そら豆の代用品として使ってます。

そら豆もあるにはあるようですが、うちのそばでは殆どお目にかかることはありません。過去に一回だけ生のさや付きそら豆をスーパーマーケットで見たことがあります。FAVA BEANS(フェイバビーンズ)と云う名前でした。
 
 PEA (エンドウ豆)
エンドウ豆は日本と同じ様GREEN PEA(グリーンピー)と呼ばれます。大抵は冷凍ものか缶詰ですが、時々生も売っています。もし見つけたらオレはいつも豆ごはんにします。

さやえんどうも売っていて、これはSNOW PEA(スノウピー)と呼ばれます。イカと一緒に炒めたものが好きです。

SNAP PEA(スナップピー)はさやえんどうを太らせた様な感じの豆です。生で食べると甘味があって美味しいので、サラダにします。
 
 RADICCHIO (ラディチオ)
RADICCHIO(ラディチオ)は赤紫色をした小さなレタスの様な外見です。日本ではトレビスの名で出回ってるそうです。チコリの一種らしく、いい感じの苦味があります。
 
 MUSHROOM (マッシュルーム)
普通マッシュルームと云うとWHITE MUSHROOM(ホワイトマッシュルーム)のことを指します。アメリカのマッシュルームは日本のものに比べて味が濃く美味しいです。うちでは良く、生のままスライスして檸檬を振りかけてサラダで食べます。

CRIMINI MUSHROOM(クリミニマッシュルーム)はBABY PORTABELLA(ベイビーポータベラ)とも呼ばれる、日本で言うブラウンマッシュルームの事です。ホワイトマッシュルームより風味が強いので煮たり炒めたりするのに向いてます。

PORTABELLA MUSHROOM(ポータベラマッシュルーム)はイタリア料理に良く出てくる、コウタケを馬鹿でかくしたような風味の強いきのこです。一般的には炒めて食べてるみたいだけど、うちでは拍子木切りにして、から揚げかフライにするのが多いかな。

SHIITAKE MUSHROOM(シッタァキィマッシュルーム)は椎茸なんですがアメリカ人は「シッタァキィ」と呼びます。日本の様に肉厚の椎茸には御目にかかった事はなく、値段は高いくせに皆「大丈夫かお前ら」と声をかけてやりたくなる程ヒョロヒョロです。

OYSTER MUSHROOM(オイスターマッシュルーム)はYELLOW OYSTER(イエローオイスター)とBLUE OYSTER(ブルーオイスター)の2種類があります。ブルーの方は日本で言うヒラタケのことです。これの若いものが日本ではシメジとして良く売られてます。アメリカでも手に入らないかなぁと色々調べたのですがダメでした。イエローの方は暗所で育てたヒラタケなのか又は別種のものなのか判りませんが風味はヒラタケより軽いですが美味しいです。

ENOKI MUSHROOM(エノキマッシュルーム)その名の通りエノキ茸ですが、スーパーマーケットで見かけるのは極まれです。大抵、真空パックにされているため新鮮かどうかの見極めが難しいです。なるべく真っ白なものを買いましょう。
 
 OKRA (オクラ)
オクラは世界中何処でもオクラと呼ぶらしいですね。でも「オクラ」と言っても通じなかったですね、「オゥクラァ」と言ってました。発音的には「ホテル・オークラ」に近いかな。これは塩で少し揉んでから軽く茹でて酢醤油でたべたり、生のオクラをフードプロセッサーにかけるか、おろし金でおろしてからダシを足して御飯にかけて食べます。アメリカではメカブとか山芋とか納豆とかなかなか手に入らないもんで、ネバネバものを体が欲しがるときは大抵これですね。
 
 ONION (玉葱)
マーケットで良く見かけるのは、YELLOW ONION(イエローオニオン)、RED ONION(レッドオニオン)、WHITE ONION(ホワイトオニオン)、SWEET ONION(スイートオニオン)、GREEN ONION(グリーンオニオン)の5種類です。

YELLOW ONIONは一般的な普通の玉葱です。生食にはあまり向いていません。

WHITE ONIONは日本で言う白玉葱です。YELLOW ONIONに比べると辛味は少ないですが身が固いです。

RED ONIONは辛味が少なく、生でも美味しいです。水を切った豆腐と黒オリーブとキュウリ、トマトを一緒にちょっと濃い目の醤油ドレッシングでマリネにして良く食べます。

SWEET ONIONは別名SPANISH ONION(スパニッシュオニオン)とも呼ばれてます。外見はYELLOW ONIONとそんなに変わりませんが、中身はもっと肉厚で柔らかく、加熱するとムチャクチャ甘味が出ます。勿論生でも美味しいです。この玉葱を丸ごとフライにしたものはビールのつまみに最高です。

GREEN ONIONはSCALLION(スカリオン)の根の白い部分が球状に肥大した外見です。しかし、この2種類の野菜を区別している店は殆どありません。
 
 PARSLEY (パセリ)
パセリには普通のものと、葉が大きく平べったいITALIAN PARSLAY(イタリアンパセリ)の2種類があります。イタリアンの方が風味が強いです。
CILANTRO(シラントロ)はCORIANDER(コリアンダー)、CHINESE PARSLEY(チャイニーズパセリ)とも呼ばれる日本で云う香菜のことです。これ嫌いな人多いですよね。うちでもクマさんとオーナーがこれ大嫌いです。カシコもダメらしいです。
 
 PARSNIP (パースニップ)
パースニップは人参と牛蒡を合わせた様な味です。普通アメリカでは煮込み料理に使います。オレはきんぴらにして食べますが、これは好きな人と嫌いな人が半々に分かれる料理ですね。何か固くてクセがある根菜を日本風に料理するといつもキンピラにしている様な気がします。唐辛子と濃い味付けでごまかしがきくからね。
 
 PEPPER (唐辛子)
唐辛子や胡椒だけでなく色々な種類のピーマンも全てPEPPER(ペッパー)と呼ばれます。

ANAHEIM PEPPER(アナハイムペッパー)はシシトウを長くした様な、辛さ控えめな唐辛子です。良くアメリカの韓国料理店で使われています。ちょっと固めですが、シシトウの代用品として使う事が出来ます。ただ、時々ムチャクチャ辛いものもあるので心配な人は種を取ってから料理する事を勧めます。

BELL PEPPER(ベルペッパー)は日本で言うピーマンの様な扱いをされています。ですが、デカいです。緑赤黄紫白オレンジ、色々あります。これら幾つかの外側の薄皮をピーラーで軽く剥いてから細切りにして酢のものにしたものは見ためも綺麗で美味しいです。

HUNGARIAN WAX PEPPER(ハンガリアンワックスペッパー)、WAX PEPPER(ワックスペッパー)はBANANA PEPPER(バナナペッパー)とも呼ばれる黄緑色をした10〜15cm位の長さの唐辛子です。種を取って挽肉を詰めてパン粉をまぶして揚げて食べます。

JALAPENO PEPPER(ハラペーニョペッパー)、FRESNO PEPPER(フレスノペッパー)、SERRANO PEPPER(セラノペッパー)、これらは本当に辛いものを作りたい時のみに使います。JALAPENO PEPPERは5cm位のチョット太く丸みを帯びた緑色の唐辛子で、FRESNO PEPPERはJALAPENO PEPPERの色が赤くなった様な感じです。SERRANO PEPPERは5〜10cmの小さな唐辛子で良くタイやベトナム料理店で使われてます。酢、砂糖、ライム汁、ニョクマム(魚の発酵汁)と混ぜて、焼いた鶏肉のタレにします。

HABANENO PEPPER(ハバネノペッパー)は死ぬほど辛い唐辛子です。主にバツゲーム用です。
 
 POTATO (ジャガイモ)
良く見かけるジャガイモは4種類。

RUSSET POTATO(ラセットポテト)は細長く、くぼみの少ない日本で言うメークイーン種のジャガイモです。RUSSETは「赤茶色した」と云う意味を持つ言葉なのですが、外は黄土色、中は黄色いジャガイモで、肉ジャガなどの煮込み料理向きです。

YUKON GOLD POTATO(ユーコンゴールドポテト)もしくはCHEF POTATO(シェフポテト)は男爵芋の様な球形でくぼみの多いジャガイモです。

RED POTATO(レッドポテト)は日本で紅丸と呼ばれる種類の様に皮の赤い球形のイモです。皮が薄いので皮付きのまま良くポテトサラダなどに使われます。

WHITE POTATO(ホワイトポテト)は男爵芋の新ジャガもしくはシェフポテトの様に土の中で暫く保存しないで直ぐ市場に出されたものです。マイルドな味で小さいものは丸ごと空揚げに、大きいものはポタージュなどのスープにしています。
 
 RADISH (ラディシュ)
ラディシュは日本で言うところの「はつかダイコン」です。丸ごと浅漬にする事が多いかな。大根が手に入らない時はこれの紅色の皮を剥いてから、おろしたり炊いたりしてます。

DAIKON RADISH(ダイコンラディッシュ)はそのままダイコンです。新鮮なこれをグロッサリーストアで見ることはあまりないですね。

HORSE RADISH(ホースラディッシュ)は西洋わさびのことです。大抵瓶詰ですが生のものが時々出回ってます。見つけたらおろし金で細かくおろして醤油と一緒に焼きたての牛肉に付けて食べてみて下さい。なかなかイケます。
 
 SUNCHOKE (菊芋)
SUNCHOKE(サンチョーク)はJERUSALEM ARTICHOKE(エルサレムアーティチョーク)とも呼ばれる野菜で、日本では菊芋の名で出回ってます。生姜に良く似た外見に反して、味はほのかに甘いです。アメリカではクリーム煮に良くします。コリスインでこれを薄切りにして天ぷらにしたら、みなのウケが良かったですね。菊芋の味噌漬が美味しいと聞いたことがあります。食べたい。
 
 SCALLION (葱)
葱です。ワケギ、青葱見たいな感じですね。いわゆる東京ネギみたいなものはないですね。ファーマーズマーケットと呼ばれる青物市場に行くと長さ太さはそれ並みのものもあるんですが、日本の様に土をかぶせる様な栽培をしてないので、ワケギの化け物みたいなものになってます。

CHIVE(チャイブ)は日本で云うアサツキです。ジャガイモ料理のハーブとして良く使われます。ベイクドポテトにはこれが付き物です。イヤ、実はただオレが好きなだけなんですけどね。

LEEK(リーク)は日本で云うポロネギ、リーキのことです。酒、砂糖、醤油でこれをトロトロに煮込んだものが好きです。その他、細切りにしたものをサラダにしたりします。
 
 SHALLOT (シャロット)
日本では三種の異なった野菜をシャロットと云う名前で呼んでます(呼んでました)。分葱の変種、玉葱の変種そして生食用のラッキョウ。このラッキョウはエシャロットと呼ばれる方が多いですね。アメリカでシャロットと云うと玉葱の変種の野菜だけを指して呼びます。臭み消しの効果があるので、肉料理の付け汁やソースの原料にします。
 
 SPINACH (ほうれん草)
アメリカのほうれん草は日本のものと比べると固くてあじも少しエグいですので生食にはあまり向いてないです。しかし火を通すととても風味が出て美味しいです。うちでは大蒜と胡麻油で軽く炒めたナムルに良くします。生食用にはBABY SPINACH(ベイビースピナッチ)と呼ばれる若いほうれん草が袋詰めで売られてます。これとカリカリに焼いたベーコンのサラダが好きです。
 
 ASPARATION (アスパラシオン)
見た目はアスパラガスの先っちょにブロッコリーがくっついた様です。ブロッコリーニとも呼ばれ、ブロッコリーと菜の花のような見た目の中国野菜ガイランとの交配種です。生で食べてもいいですが、炒めたり茹でたりすると甘味が増して美味しいです。実は日本の会社「サカタの種」が三年前にカリフォルニアで開発した野菜だそうです。
 
 SQUASH (カボチャ)
カボチャの事なんですが、日本のものより種類が多いので色々用途にあわせて使い分けています。大きく分けてSUMMER SQUASH(サマースクワッシュ)とWINTER SQUASH(ウインタースクワッシュ)の二種類があります。サマースクワッシュとは澱粉の含まれていないZUCCHINI(ズッキーニ)、YELLOW SQUASH(イエロースクワッシュ)などで、ウインタースクワッシュは日本で言うカボチャの種類です。

ズッキーニ、イエロースクワッシュは良く薄切りにして天ぷらの具にします。軽く茹でてゴマ和えなどもあいます。

日本で言う西洋カボチャがアメリカではBUTTERCUP SQUASH(バターカップスクワッシュ)の名で出回ってます。他のウインタースクワッシュで良く見かけるのはACORN SQUASH(エーコンスクワッシュ)やBUTTERNUT SQUASH(バターナットスクワッシュ)、TURBAN SQUASH(ターバンスクワッシュ)などです。少しずつ味や色は違いますがどれも日本のカボチャと同様に使えます。

SPAGETTI SQUASH(スパゲッティスクワッシュ)は日本で言うそうめんカボチャ、金糸瓜です。皮ごと厚めの輪切りにして茹でて中の糸状の身をほぐして、冷水で冷やし土佐酢で食べます。
 
 SWEET POTATO (さつま芋)
さつま芋ですが、日本のものより甘味が少なく、蒸かしてもホクホクしません。中身の色が鮮やかなオレンジのものをYAM POTATO(ヤムポテト)と呼びますが、日本で云う、里芋をデカくした様なレイフ芋のこともヤムポテトと呼びます。サツマイモのヤムポテトの方が一般的に浸透してます。うちではさつま芋の方は主に天ぷらに、レイフ芋の方は空揚げにして食べます。
 
 TARO ROOT (里芋)
里芋です。海老芋みたいに大きいのもありますね。やはり煮っころがしですね。
 
 RHUBARB (ルバーブ)
野菜なんですけど、大抵、酸味のある茎を砂糖と一緒に煮て、果物の様にパイやジャムの材料に使います。そのまま砂糖を付けて食べる人もいるそうですが、いまだ出会ったことはありません。薄切りにしたものをアクセントとしてサラダに入れることもあります。このルバーブの根っこは漢方薬の大黄で、日本ではこのルバーブのことも食用ダイオウと呼ぶことがあるそうです。
 
 TOMATO (トマト)
色々な種類がありますが大抵マーケットで見かけるのは、SLICING TOMATO(スライシングトマト)、ROMA TOMATO(ローマトマト)、CHERRY TOMATO(チェリートマト)、GRAPE TOMATO(グレープトマト)、YELLOW TOMATO(イエロートマト)、GREEN TOMATO(グリーントマト)の六種類です。

スライシングトマトは日本で良く見る普通のトマトです。実はスライス出来る位の大きさの数種類のトマト(ビーフステーキ種とかビッグボーイ種)を称してスライシングトマトと呼んでいるそうです。

ローマトマトは5cm位の縦長のトマトで、その大きさ、見た目がスモモに似ていることからPLUM TOMATO(プラムトマト)とも呼ばれます。このトマトを半分にして干したイタリア料理で良く使われる、乾燥トマトがSUN DRIED TOMATO(サンドライドトマト)と言う名前で売られてます。コリスインではこのサンドライドトマトを水で戻して刻んだものを醤油ドレッシングと混ぜて、一昼夜おき、野菜などに和えて食べたりします。

洋梨を小さくしたような見た目のペアトマトは、昔は良くスーパーマーケットで見かけたのですが、最近はあまり見かけませんねぇ。

チェリートマトは日本で言うプチトマトですが、最近ではこのチェリートマトをもう一つ小振りにしたグレープトマトと云うものが良く出回ってます。

グリーントマトはアメリカ南部料理で良く使われます。映画でも「フライドグリーントマト」ってありましたね。1.5センチ位の薄切りにして、パン粉をまぶして多めの油で揚げ焼きにしたものをトンカツソースで。

イエロートマトは普通のトマトに比べて少し味が薄いです。うちではこれを時々炒め物の材料にします。
 
 TURNIP (蕪)
TURNIP(ターニップ)は蕪です。上部が紫色をしています。日本の蕪より筋張って固い気がします。皮を剥いてバターで焼き、コンソメスープで煮込んだものがオレは好きです。

RUTABAGA(ルタバガ)は蕪の一種です。蕪とキャベツを合わせた様な味で、舌にザラつく食感があります。保存の為か大抵ワックスで固めてあるので厚めに皮を剥きます。照焼ステーキにしたコレを食べた事がありますが、結構美味しかったです。元々は家畜の餌として開発された野菜だそうで、人間が食べてもまぁまぁイケるんで盗っちゃったんでしょうかねぇ...

KOHLRABI(コールラビ)は黄緑色をした蕪...じゃなくキャベツの一種だそうです。味もキャベツの芯みたいです。皮を剥いて厚めに切りステーキにしたり、細切りにして味噌汁やスープの具にしたりします。

BEET、ビーツです。ボルシチに入ってるやつです。「これが入ってないとボルシチとは呼ばん!」と云われました、昔、オレが日本で食べたボルシチにはビーツは入ってなかったです。と、するとアレは牛肉入り野菜汁に成り下がってしまうんですかね。茹でて冷やしたビーツにヨーグルトソースをかけて食べたりしますね。
 
 WATER CRESS (クレソン)
WATER CRESS(ウォータークレス)はクレソンです。おしたしや鍋の材料にします。天ぷらにしても美味しいです。うちのそばの山に野生のコレが良く生ってます。野生のものはオランダガラシと云う和名が現してる様に辛みが強いですね。